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会社のAI活用、自分でできます。外注6ヶ月120万円の“中身”ぜんぶ公開【内製化の地図】

更新: 7 分で読める

会社で「うちもAI、よろしく」と言われた。でも、何から手をつければいいのか分からない——もしあなたが今そこで止まっているなら、この記事はあなたのために書きました。先日、その「よろしく」に応えてくれる営業資料を見たんです。「会社の生成AI活用、まるごと支援します。6ヶ月120万円から」。プロが伴走してくれるなら、たしかに速い。でも、ふと思いました。「この中身、順番に分かれば、自分でもできるんじゃないか」と。結論から言います。できます。しかも外注に払うお金は、そのまま社内に残る力に変わる。その地図を、専門用語ぬきで1からお見せします。

毎週の店長会議の議事録を、要点と宿題に分けて整理して

要点

夏の新メニューは7月から3店舗で先行販売

決定事項

販促はInstagramのリール動画を中心に展開

宿題

佐藤店長: 食材の発注数を7/3までに確定

田中店長: 店頭POPの原稿を6/30までに作成

出力イメージ(内容はダミー)。実際はあなたの会社の業務内容で埋まります

まず結論

会社の生成AI活用を外注すると相場は6ヶ月で120万円〜。プロの伴走で速い反面、終わると社内に「使える人」は残りません。本質は、今の業務を書き出し→AIが効く所を仕分け→試し→型を保存し→チームに広げる5手順を自分で回すこと。年商数十億の会社で広報をしながら自分の仕事をAI化してきた経験から、順番に解説します。

5 つの視点で、ぜんぶ具体に。

知識 → 手順 → 道具 → 景色 → 次の一歩。読みたいところから。

会社の生成AI活用を外注すると、いくらかかるのか?

会社の生成AI活用を外注すると、目安は6ヶ月で120万〜180万円ほどです。プロが伴走するので立ち上がりは速い反面、契約が終わると社内には手順書が少し残るだけで、自分で考えて応用できる人は育ちません。実はその中身は5つの手順に分解でき、順番さえ分かれば自分でたどれます。

先日、こんな営業資料を見ました。「会社の生成AI活用、まるごと伴走します」。料金は6ヶ月で120万円から、手厚いプランだと180万円。

正直、よくできた内容でした。プロが横について、うちの業務に合わせてAIを設定して、手順書まで作ってくれる。立ち上がりは、たしかに速いと思います。

でも、資料を閉じてから引っかかったんです。「6ヶ月終わったあと、会社に何が残るんやろう」と。

残るのは、手順書が少しと、設定されたツール。肝心の「自分で考えて、新しい業務にも応用できる人」は、外注では育ちません。お金で時間は買えても、ノウハウまでは買いきれないんです。

でも——その120万円の中身は、ほどいてみると、そんなに複雑じゃない。「①業務の聞き取り(書き出し) → ②AIが効く仕事の仕分け → ③指示(プロンプト)づくりと試行 → ④手順書として保存 → ⑤チームへ展開」。どれも特別な資格はいらない、順番にやれば自分でたどれる作業なんです。

図解

AI導入は「外注か内製か」ではなく、仕事ごとに分ける

丸ごと外へ出す前に、社内で回せる仕事と専門家に任せる仕事を切り分けます。

  1. 01社内で覚えるメール、議事録、資料下書きなど毎日発生する仕事
  2. 02外へ任せる大規模開発、セキュリティ設計、基幹連携
  3. 03小さく試す1部署・1業務で効果を見る
  4. 04型にするうまくいった手順を社内ルールへ
判断軸は費用ではなく「社内に残すべき力」から決める。
120〜180万円外注費の目安(6ヶ月)
0自分で始める初期費用

なぜ「今」自分でやるのがいちばん得なのか?

今やる理由は、まだ大半が動けていないからです。生成AIを本格的に使えている会社はまだ少数派で、多くが「まだこれから」の段階。学び直しも、大企業にくらべて中小企業ほど遅れがちです。だから今あなたが半歩動くだけで、社内でいちばん詳しい人になれる。差がつく前の今が、いちばん安く先頭に立てる時期なんです。

「AIって、まだ一部の進んだ会社の話でしょ?」。そう思っている人ほど、今がチャンスです。

実際のところ、生成AIを本格的に業務へ取り入れられている会社は、まだ少数派です。多くが「気にはなっているけど、まだ何も」の段階。学び直し(リスキリング)も、体力のある大企業が先に進み、中小企業ほど後回しになりがちです。

つまり、まわりはまだほとんど動けていない。ということは、いまあなたが半歩でも踏み出せば、社内で「いちばんAIに詳しい人」になれてしまう。

みんなが当たり前に使い始めてから動くと、あなたは「遅れて追いつく人」。でも今動けば、「教える側」に回れます。同じ努力でも、立てる場所がまるで違うんです。

どの仕事にAIが効くのか、どう見分ける?

AIが効きやすいのは、文章を作る・調べる・要約する・たたき台を出す、といった「言葉の仕事」です。広告コピーや議事録、調査レポートは作成時間を大きく減らせます。逆に問い合わせ対応の自動化などは難易度が高め。だからまずは効果が大きく難易度の低い言葉の仕事から始めるのが、つまずかないコツです。

次に出てくる疑問が、「で、結局AIで何ができるの?」です。ここでツールの機能一覧を眺め始めると、たいてい迷子になります。

順番が逆なんです。「AIで何ができるか」ではなく、「自分の仕事のどこが面倒か」から考える。

AIがいちばん得意なのは、言葉の仕事です。文章を作る、調べる、要約する、たたき台を出す。効果と難易度で並べると、こうなります——

・広告コピーやSNS投稿 … 作成時間がぐっと減る(効果大・難易度低)

・議事録や報告書 … 録音や箇条書きからぐっと形になる(効果大・難易度低)

・市場調査や競合調べ … 半日かかっていたのが短時間に(効果中・難易度中)

逆に、お客さま対応をまるごと自動化するチャットボットのような話は、難易度が一段上がります。だから最初は、いま並べた中で「効果が大きくて、難易度が低い」言葉の仕事から。ここを外さなければ、最初の一歩でつまずきません。

外注がやっていることを、自分でやる手順に分けると?

外注がやっていることは、5つの手順に分解できます。①今の仕事を書き出す②どこにAIが効くか仕分ける③ツールで試す④うまくいった型を手順書やAIに保存する⑤チームに広げる。専門知識より、この順番を守れるかが勝負です。全部を一度にではなく、まず一つの業務でこの①〜⑤を一周させるのが近道になります。

ここが、この記事の心臓部です。さっきの「120万円の外注」が中でやっていることを、5つの手順に分解してみます。

① 書き出す — まず、今の仕事を紙に書き出す。「毎週やってる」「毎回地味に時間かかる」作業を見つける。

② 仕分ける — その中で、さっきの「言葉の仕事」に当たるものに丸をつける。そこがAIの出番です。

③ 試す — 丸をつけた一つを、実際にAIにやらせてみる。最初はうまくいかなくて当たり前。指示を変えながら何度か往復します。

④ 保存する — うまくいったやり方を、手順書や「自分専用AI」に保存する。これで、次からは一発で同じ品質が出せる。

⑤ 広げる — できた型を、隣の席の人にも渡す。一人の効率化が、チームの効率化に変わる瞬間です。

専門知識より、この①〜⑤を順番に回せるかどうか。そして大事なのは、いきなり全部やろうとしないこと。まずは一つの業務で、①から⑤までを一周させる。それだけで、外注がやっていることの本質を、自分の手でなぞったことになります。

ここまでを「もう一段ちゃんと学びたい」人は、末尾に内製化・リスキリングの本を置いておきます。急がなくて大丈夫、まずは読み進めてください。

図解

外注がやることを、社内の4工程に分解する

AI活用は魔法ではなく、現状整理から改善までの小さな業務フローです。

  1. 01現状整理何に時間がかかっているか書き出す
  2. 02AIで試作文章・表・資料を小さく作る
  3. 03人が確認数字、固有名詞、表現を直す
  4. 04手順化再現できるプロンプトに残す
図の中心に置くのはAIではなく、確認する人です。

読みかけの記事は、この下に続きます

結局、どのAIを使えばいいのか?

最初の1本は、迷わずChatGPTで大丈夫です。日本語が自然で、無料から始められ、使う人が多いので困ったときに調べやすい。ClaudeやGeminiもありますが、最初から悩むと、たいてい触らずに終わります。まずは1本に絞って、自分のいちばん面倒な仕事に毎日当てるのが、いちばん速い近道です。

「ツールが多すぎて選べない」。これもよく聞きます。でも、最初の1本はChatGPTでいい。理由は3つです。

①日本語のやり取りが自然で、ビジネス文書にそのまま使える。②無料プランがあるので、自腹で「ちょっと試す」がしやすい。③使う人がとても多いので、社内で話が通じやすく、つまずいても検索すれば答えが見つかる。

他にもClaudeやGeminiといった選択肢はあります。ただ、最初の1本から悩み始めると、たぶんいつまでも触らない、というオチになりがち。

例えるなら、はじめてのスマホでiPhoneかAndroidか何日も悩むより、まず1台使って手に馴染ませたほうが早い、というのと同じです。最初の相棒を一つ決める。それで十分です。

自分でやれるようになると、会社は何が変わる?

自分でやると、景色が二つ変わります。一つはお金で、AIに任せた業務の数だけ残業や外注費が減り、文章の仕事にかかる時間がぐっと縮みます。もう一つはもっと大きくて、「使える人」と「型」が社内に残ること。外注は終われば消えますが、内製で育てた力は来年も再来年も効き続けます。

では、自分でやれるようになると、会社の景色はどう変わるのか。大きく二つです。

一つめは、お金。AIに任せた業務の数だけ、残業や外注費が減ります。毎回ゼロから書いていた文章が、たたき台から始められるようになるだけで、かかる時間はぐっと縮みます。

でも、僕がもっと大きいと思うのは二つめです。「使える人」と「型」が、社内に残ること。

外注は、契約が終われば消えます。来年また新しい課題が出たら、また費用を払うことになる。でも、自分たちで育てた力は、来年も再来年も効き続ける。むしろ年々、賢くなっていきます。

120万円を払って「やってもらう」のか、同じ期間で「できる自分とチーム」を作るのか。半年後の景色は、ぜんぜん違うものになります。

今日からできる、最初の一歩は?

今日の一歩は、紙を1枚用意して、この1週間の仕事を思い出せるだけ書き出すこと。所要5分です。「これ、毎回同じだな」という作業に丸をつける。そこが、AIに最初に任せる場所です。次の月曜、その一つをChatGPTに投げてみる。それだけで、あなたの会社の内製化は、もう始まっています。

むずかしい準備はいりません。今日できる一歩は、たった一つ。所要5分です。

紙を1枚用意して、この1週間にやった仕事を、思い出せるだけ書き出してみてください。そして「これ、毎回同じことやってるな」という作業に、丸をつける。

その丸が、あなたがAIに最初に任せる場所です。完璧な計画も、難しい知識もいりません。一つ見つけて、丸をつける。それだけでいいんです。

次の一歩も、決めておきましょう。次の月曜の朝いちばんに、丸をつけた仕事を一つ、ChatGPTに投げてみてください。うまくいかなければ、言い直せばいい。この小さな一周を何度か回すうちに、肩の力が抜けてきます。

次回からは、この地図の一つひとつ——業務の棚卸し、ツールの選び方、AIへの指示の出し方——を、章ごとに詳しくお見せします。全10章、順番に1本ずつ。更新は、メルマガでお知らせします。

③ 道具

著者プロフィール

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MANTA / 岩崎 正宏

映像とデザインで「伝わる」をカタチに。

中堅飲食グループの広報・マーケをしながら、UNLEASH TALENT で映像制作とデザインを手がけています。大事にしているのは「伝わるか」。見た目のこだわりも、AIを使った効率化も、ぜんぶ"伝える"ための道具です。YouTube(@MantaTV)、長福寺の次期住職、4歳の娘の父——いろんな顔で、現場で本当に効いたことだけを書いています。

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